400m走で
「前半は調子良く入れたのに後半で失速する」
「毎回ラスト100mで大きくタイムを落としてしまう」
そんな悩みはありませんか?
400mで後半失速する原因は単純なスタミナ不足だけではありません。
前半の出力配分や力み、走りの効率が影響している場合もあります。
今回は私が実践している中でも、前半を楽に走りながら後半の失速を減らすための練習メニューを3つ紹介します。
なぜ400mは後半で失速するのか?
400mで後半に大きく失速してしまう選手の多くは、単純にスタミナ不足というよりも「前半で力を使いすぎている」ケースが少なくありません。
特にレースになると
- 周囲につられて前半から飛ばしてしまう
- スタート直後から全力で走り続けようとする
- 力みが強くなり無駄なエネルギーを消費している
このような状態になりやすくなります。
400mは100mを4本走る競技ではありません。
前半でスピードに乗ることは重要ですが、同時に後半まで動きを維持できる余力を残しておく必要があります。
そのためには
- 必要な場面でだけ出力する
- 接地やフォームの効率を高める
- レースペースを身体に覚え込ませる
といった能力が求められます。
今回は私が実践している中でも、前半を楽に走りながら後半の失速を減らすために効果を感じた練習を3つ紹介します。
テンポ走
狙い
- 走りをコントロールする能力を高める
- 前半で飛ばしすぎない意識づくり
- 走る距離全体を通した効率を高める
やり方
- 距離:200m × 4〜6本
- 出力:70〜90%
- タイム設定:100m 14秒など一定ペース
- リカバリー:3~5分程度で走った距離を歩き戻る
ポイント
設定ペースを維持することが最優先
実践例
- 200m:27〜29秒
- 4〜6本(状況により2セットに分けることも)
- フォームが正しく維持できていて、±1秒以内で収まっていれば「良い走り」と判断
※余裕がない日は本数やセットを調整し、
「崩れない範囲」で行います。
本数を重ねると後半でバテてしまう人必見!
【400m】後半が苦手なあなたへ!粘り強い走りを作る練習メニュー5選
バウンディング
狙い
- 地面を蹴る瞬間での出力を覚える
- 力まず進むための出力と脱力のタイミングを身につける
やり方
- 距離:30〜40m × 3〜5本
- 出力:接地の瞬間で出力、空中で脱力して体を伸ばす
ポイント
- 空中でリラックスしながらも重心が崩れないようにする。
- 少ない力で前へ進む効率的な接地感覚を身につける。
*ミニハードルで距離を歩幅を固定するとフォームが安定しやすいのでさらにおすすめ
ミニハードルを紹介した記事はこちら☟
【短距離】ドリルや動きづくりに最適|スプリンター必携「ミニハードル」の効果と使い方
実践例
- ミニハードル6~9足長で10台 or 20~50m
- 5〜10本
バウンディングの詳細なやり方はこちらの記事で紹介しています。
【スプリンター】王道補強!バウンディングで走りを強化する
ポイント練習
狙い
- 実際のレースの流れを意識した実践に近い感覚づくり
やり方
- 距離:150m × 4本
- 出力:400mの前半150mを想定した出力(レースイメージ)
- リカバリー:3~5分
(”息が整っていること”が目安) - スパイク推奨
- スタブロは任意(試合前は使用推奨)
ポイント
ストップウォッチでタイムを管理し、感覚とスピードが一致しているかを確認しましょう。
一人でもタイム管理しやすいランニングウォッチを紹介した記事はこちら☟
【400m選手】ランニングウォッチおすすめ7選|GPS・スポーツウォッチ・ストップウォッチ
400mのペース配分がわからない方はこちらの記事も参考にしてください。
【400m走】ペース配分 私が実践している出力マネジメント
まとめ
400mは「頑張り続けるほどバテる競技」です。
私が意識しているキーワードはこれだけ
出力は短く、速く、強く
リラックスは次の出力の準備
- 出力時:身体が1つのボールになったように弾む
- リラックス:ただ力を抜くのではなく「備える脱力」
この感覚を掴むことで、
後半に垂れず、効率よく走り切れるようになります。
引き続き、400mを楽しみながら強くなっていきましょう。


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