400mではラストスパートに注目が集まりやすいですが、実はレース展開を大きく左右するのが100〜200mのバックストレート、いわゆる「中間疾走」です。
400mを走っていると
- バックストレートで力んでしまう
- 200mを過ぎて急に脚が重くなる
と感じたことがある人も多いのではないでしょうか。
この区間は単にスピードを出すだけではなく、
- スピードを維持する
- エネルギー消費を抑える
- 後半の余力を残す
という役割があります。
この記事では、私が実際のレースで意識している400mの中間疾走(バックストレート)の走り方を紹介します。
400mの中間疾走とは
400mでは100〜200mのバックストレート区間を「中間疾走」と呼ぶことがあります。
スタート直後の加速区間を終え、スピードが乗った状態で走る区間です。
この区間では無理にスピードを上げるのではなく、スムーズにスピードを維持することが重要になります。
前半で力を使いすぎてしまうと、後半の200〜300m区間で大きく失速する原因になります。
中間疾走でよくある失敗
中間疾走では次のような失敗が起きやすいと感じています。
- 直線でさらに加速しようとして力む
- ピッチを上げすぎる
- 腕振りが大きくなりすぎる
カーブを抜けてスピードが出やすい区間なので、「もっと速く走ろう」と力を入れてしまいやすいですが、この区間でエネルギーを使いすぎると後半の走りが苦しくなります。
400mでは、この区間を楽に速く走れるかどうかがレース展開を大きく左右します。
私が意識している中間疾走の出力イメージ
〈出力イメージ〉
出力 85%程度
私の場合、中間疾走は「頑張ってスピードを出す区間」というより「スピードを維持する区間」という感覚で走っています。
前半で出力を上げすぎてしまうと、解糖系のエネルギー消費が早く進み、後半の200〜300m区間で失速しやすくなるためです。
カーブから続くスピードを活かして、できるだけ無駄な力を使わずに走ることを意識しています。
解糖系のエネルギー供給の仕組みはこちらの記事で解説☟
【400m】解糖系とは?後半を支配するエネルギーの正体
中間疾走で意識している動き
〈動きのポイント〉
- 接地は軽くする
- 股関節主導で脚を回す
- ピッチを無理に上げない
- 腕振りはコンパクトに保つ
- 一定のリズムを刻むイメージ
特に意識しているのは接地の軽さです。
加速区間から続いて接地を短く軽くします。力んでしまうと接地が重くなり、エネルギー消費が大きくなります。
感覚のイメージとして、車で言うとスピードに乗ってアクセルを離して惰性で進む感覚、自転車では同じくスピードに乗ってペダルを漕がなくても進む時のイメージです。
400mでは接地を軽くして脚をスムーズに回すことで、スピードを維持しながらエネルギー消費を抑えることができます。
中間疾走がうまくいくと何が変わるか
この区間がうまく走れると
- エネルギー消費を抑えられる
- 200〜300mで出力を上げやすい
- ラストの粘りが変わる
というメリットがあります。
400mでは後半の200〜300m区間が勝負になることが多いため、この中間疾走で無駄な力を使わないことが非常に重要になります。
400m全体の出力管理が大切です☟
【400m】ペース配分のコツ|区間ごとの出力マネジメント
400mではこの中間疾走をどれだけ「楽に速く」走れるかが、後半の粘りを大きく左右します。
まとめ
400mのバックストレート(100〜200m)は、単にスピードを出す区間ではなく、
スピードを維持しながらエネルギー消費を抑える区間です。
この区間を「楽に速く」走れるようになると、後半の走りが大きく変わります。
走り方のイメージができたら、実際の練習の中でこの感覚を少しずつ身につけていきましょう。
【400m】前半を楽にスピードに乗せる!効率よく走るための練習メニュー3選


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