400m選手は4×400mリレー(マイルリレー)に出場することもあると思います。
「400m個人レースよりリレーの方が早く走れた」という経験はありませんか?
こんな経験から400m走の個人レースでもリレーのようにタイムを短縮する方法を考えたいと思います。
なぜリレーの方が早くなる?
外的要因
- バトンパスで走距離が短くなる
- ラップタイムは手動測定が多い→測定誤差
内的要因
- 400m個人レースより高いパフォーマンスを発揮できた
【内的要因】特別な力が発揮できる?
リレーではよく
「チームのためだから頑張れる」
と言われることもあります。
マイルリレーで発揮できる特別な力として
- ラストスパートで普段より粘れた
- 前の選手を追って前半からスピードを上げて走れた
といった結果が挙げられます。
筆者の経験上もこのようなケースが多いと思います。
しかしこれらは決して「特別な力」ではなく、
精神面・戦術面が噛み合ったことで本来持っている実力を出し切れた状態と言えます。
→裏を返せば400m個人レースでは無意識のうちに100%の力が発揮できていない可能性が高いということです。
その原因の多くは体力不足ではなく、
「失速への恐怖」や「無意識な出力調整」がブレーキになっています。
個人レースは周りへの責任が薄れる分、
このブレーキ要因が働きやすくなるのです。
100%の力を発揮するには
マイルリレーの状況から個人レースでも
100%の力を発揮する方法を考えます。
ラストスパートで粘る
力が発揮できない原因
- ゴール手前で無意識に減速してしまう
- 身体が止まって思うように動かせない
→ゴールラインで”終了”の意識が働いている
→前半で力を使いすぎ
改善策
- 目線はゴールの先を見て走る
- 練習でも常にゴールラインは駆け抜ける
- ペース配分を見直す
→ゴールラインで終了ではなく、その先まで
走り切るイメージを持つ
400m後半を鍛える練習メニューを紹介した記事はこちら☟
【400m】後半が苦手なあなたへ!粘り強い走りを作る練習メニュー5選
前半からスピードを上げて走る
力が発揮できない原因
- スピードを抑えすぎている
- レース全体のペース感覚が甘い
→スピードを出す余裕があるのに自分で力を
抑え過ぎている
改善策
- 前半の流れを反復してイメージを掴む(ポイント練習)
- ペース配分を見直す
→自分の最適なペース配分(=出力配分)を掴む
400m前半を効率良く走るための練習メニューを紹介した記事はこちら☟
【400m】前半を楽にスピードに乗せる!効率よく走るための練習メニュー3選
400mのペース配分について解説した記事はこちら☟
【400m走】ペース配分 私が実践している出力マネジメント
まとめ
マイルリレーの方が早い=特別な力ではない
400mで100%の力を発揮するには、体力だけでなく「判断」や「レース中の感覚」も重要になります。
「仲間のために気持ちで走れた」→原因
「どのような動きができたか」→結果
結果に着目して再現できれば個人レースでも高いパフォーマンスを発揮できます。
色々な角度から総合的に自分の400m走の完成度を高めることが大切です。
リレーで出せる力はすでにあなたの中にある力です。
どんな状況でも100%の力を発揮できるようになれば、真の400m選手に近づけるでしょう。

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