「走るときに脚が上がらない」
「股関節のキレがない」
そんな方に脚の付け根から自然に脚が上がる感覚を掴むドリル「2ステップ腿上げ」を紹介します。
このドリルでは、以前紹介した「片脚腿上げ」よりスプリント動作に近い切り返し感覚を養うことができます。
片脚腿上げのやり方はこちらの記事で解説☟
【初心者・小学生向け】脚を引き上げる片脚腿上げの正しいやり方
2ステップ腿上げとは
股関節主導で脚を引き上げながらスプリントで必要な「切り返しの速さ」を身につけるためのドリルです。
支持脚で2回ステップを踏むことで通常の腿上げよりも、脚の切替にフォーカスします。
- 脚の切替えの速さ向上
- 脚の付け根(腸腰筋)から脚を上げる感覚作り
脚を素早く入れ替えるための「感覚」とそれを支える「筋力」の両方を鍛えることができます。
スプリントトレーニングの前段やウォーミングアップの一環として行います。
目指す姿(上手くできるとこうなる)
- 腸腰筋を使い脚を付け根から引き上げる
- 挟み込み動作が安定して足運びがスムーズになる
- 脚の切替えが速くなりピッチが上がる
2ステップ腿上げのやり方
通常の腿上げの形(太腿が地面と平行・姿勢はまっすぐ)を保ったまま、脚を入れ替える際に支持脚で2回ステップを刻む
※「トン・トン」と小さくリズムを刻むイメージです。
実際のリズムや脚の切替タイミングは動画で確認してみてください☟
練習のステップ
その場→ゆっくり進む→マーカーを使い歩幅と動きを固定して行う
基本フォーム
- 太腿は地面と平行くらいまで上げる
- 上げた脚の膝は畳む(開き過ぎない)
- 姿勢はまっすぐ
- つま先は90°を目安に固定
- 脚上げと腕を引くタイミングを合わせる
意識するポイント
- 脚の入れ替えは素速く
⇒支持脚が接地した瞬間に反対脚が上がりきる
注意点
- 上体が後傾しないようにする
- 間のステップは急がず余裕を持って行う
2ステップ腿上げの練習での取り入れ方
︎動き作り、意識づけの場合(初心者,小学生向け)
- ミニハードルやマーカーを使用
- 2ステップ腿上げ→ノーマル腿上げ
歩幅は2〜3足長で8〜10台くらい
これを3〜5本を目安にやってみてください。
頻度は週に1~2回でOKです。
普通のマーカーでも十分ですがミニハードルがあると高さを意識しやすいです。
解説動画でも使用したミニハードルはこちらの記事で紹介しています☟
【短距離】ドリルや動きづくりに最適|スプリンター必携「ミニハードル」の効果と使い方
フォームの習得と走りの感覚に繋げるために、まずは動作の反復を行いましょう。
︎補強として強化の場合(中級者向け)
- チューブをつけて抵抗を増やす
- マーク 20〜30台
- 40mで連続切替
基本フォームは変えずに負荷をかけたり距離を増やすことで筋力強化を行います。
応用編|挟み込みステップ
2ステップ腿上げからさらに切返しの速さにフォーカスしたドリルです。
基本の2ステップ腿上げに慣れてきた人や、切り返し動作でさらにキレを追求したい人におすすめです。
*このドリルも先ほどの動画の後半で紹介しています。
まとめ
2ステップ腿上げを行うと
- 脚が上がるだけでなく
- 切替が早くなり結果的にピッチアップに繋がる
- 接地が整い腰高フォームの基礎固めになる
動き作りの段階からスプリントにつながるピッチアップの土台を作ることができます。
やり方と目的の理解ができたら、あとは実践してみるだけです。
感覚が掴めたら基本の腿上げやスプリントに繋げていきましょう。
腰を高くして走るメリットと改善方法はこちらの記事で解説☟
【短距離走】腰を高くして走る本当の意味|腰が落ちる原因と改善の考え方


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