スプリンターにとってドリルや動きづくりはとても大切な練習の1つです。
しかし、
「マーカーだけだと足先だけの動きになる」
「脚や腰の高さが上がらない」
と感じたことはありませんか?
そんな悩みを解決してくれるのがミニハードルです。
特に陸上を始めたての初心者や練習の効率や刺激を高めたい中級者におすすめします。
ミニハードルとは?
高さ10〜20cm程度のプラスチック製や金属製の小さいハードル。競技用ではなく練習のための物です。
使用目的
ドリルや動きづくり、走りにおいて
「速く、正確に、リズミカル」な動きを行い効果的な練習にする。
*特に初心者は「何となく走る」練習になりやすいため、動作の制限とリズムを作れるミニハードルは非常に有効です。
ミニハードルによる効果(5種類)
1)動作のリズム・テンポ獲得
一定間隔のハードルを越えることで
接地→抜き上げ→振り下ろしのリズムを身体に覚えさせる
⇒速く正確に脚を回す感覚を反復できる
2)接地の質改善
ハードルがあることで接地時間が長いと
次のハードルを越えるのに間に合わない
結果として
- 接地時間が短くなる
- 重心の真下に接地を意識しやすい
⇒接地までのタイミングの取り方と適切な接地ポジションが身につく
3)股関節主導の動きづくり
- 膝下だけで越えようとすると引っかかる
- 自然と腿の引き上げ(股関節屈曲)+素早い切返しが必要となる
⇒腸腰筋、臀筋の使い方を学習できる
4)姿勢・体幹の安定
- 上体がブレるとリズムが崩れる
→軸の安定を保つ意識がしやすい
⇒スプリント中盤以降のフォーム安定に繋がる
5)神経系トレーニング
- 筋力というより「速く動かすための神経の働き」を高める
- ウォームアップや技術練習の一環として行う
⇒身体の素速い動かし方を学習できる
トレーニング例
- リバウンドジャンプ
台数は8~10台、歩幅は2~3足長で3~5本 - 2ステップ腿上げ、片脚腿上げ
台数は8~10台、歩幅は2~3足長で3~5本 - ミニハードル走
台数は8~10台、歩幅は4~6足長で3~5本
※練習のやり方が気になる方は以下の記事からご確認ください。
片脚腿上げのやり方はこちら☟
【初心者・小学生向け】脚を引き上げる片脚腿上げの正しいやり方
2ステップ腿上げのやり方はこちら☟
脚が上がらない人必見!脚が勝手に上がるトレーニング|2ステップ腿上げ
ミニハードル練習でよくあるNG例
- 越えることに集中してフォームが崩れる
- ミニハードルを意識しすぎて目線が足元ばかりになる
- 脚だけを動かして上体や体幹部との連動性が無くなる
≪動きづくりの基本≫
まずはフォームとリズムを作り、そのうえで徐々にスピードを上げていく
ミニハードルを選ぶ際のポイント
- 台数は8〜10台あると便利
→セット売りがお得 - 折りたたみより一体型の方が壊れにくい
- 屋外メインならプラスチック製で十分
おすすめ商品
商品名
LINDSPORTS ミニハードル 15cm
こんな人におすすめ
- 初めてミニハードルを買う人
- ドリル〜ジャンプまで幅広く使いたい人
おすすめポイント
- 高さ15cmが一番オールマイティに使える
⇒スプリント系、腿上げ系、ジャンプ系の各ドリルや補強に - 筆者も5年以上愛用、耐久性◎
商品名
LINDSPORTS ミニハードル 7.5cm
こんな人におすすめ
- すでに15cmを持っている人
- ピッチ練習を強化したい中級者
おすすめポイント
- よりスピードを意識した練習に最適
- 「越える」ではなく「刻む」感覚を掴みやすい
※7.5cmは用途が若干限定されるので
マーカーなどで代用してもOK
高さによる使い分け
高め 15cm以上のミニハードル
用途
脚の切替の位置やジャンプの高さを意識する練習
練習例
片脚腿上げ、リバウンドジャンプ
低め 7cm程度のミニハードル
用途
素速く刻む練習、キレを高める練習
練習例
腿上げやマーク走などスプリントやそれに近い練習
※ただし互換性はある
この程度の高さの使い分けはより専門性の高い追求になります。
15cmでマーク走、7.5cmでジャンプ系のように互換性は十分あります。
まとめ
ミニハードルを効果的に使用すると
- 動作のリズム
- 接地の質
- 股関節主導の動き
- 姿勢・体幹の安定
- 神経系の働き
スプリントに必要な能力を高める練習ができます。
私自身、練習グッズの中では購入して最も満足度が高く、使用頻度も高いものになります。
使い方や選び方が理解できたら、ぜひ実践でやってみましょう。


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